買い手向け 売り手向け システム・技術 リスク・対策 障害の第一報が買い手に届かない構造 2026年9月18日(金) 買収したサービスが落ちても、その第一報が旧オーナーの私用メールや個人携帯にしか届かない。監視のアラートは鳴らない時が正常なため、宛先の誤りは平時に一切表面化せず、障害の瞬間まで発覚しない。通知先の棚卸しとテスト発報の実演を実務の順序で解説する。
買い手向け 売り手向け システム・技術 リスク・対策 監査ログがない事業は自分を守れない 2026年9月16日(水) 監査ログは平時に1バイトの価値も生まないが、係争になった瞬間に当事者の唯一の武器へ変わる。引き渡し後に「データが消えた」と主張されたとき、記録が無ければ売り手は「やっていない」としか言えない。取得・改ざん耐性・保存期間の3点を実務の順序で整理する。
買い手向け 売り手向け システム・技術 リスク・対策 誰の権限も剥がせない事業を買う怖さ 2026年9月14日(月) 少人数の事業では「全員が管理者」が最適解であり、権限の粒度が存在しない。だが売却では、誰が何を持つかの一覧が無く、剥がすと何が壊れるかも分からず、買い手は何も剥がせないまま運用を始めることになる。権限が人格に癒着した事業は、独立した資産として切り出せない。
買い手向け 売り手向け システム・技術 リスク・対策 検索の精度は移管で静かに劣化する 2026年9月11日(金) サイト内検索のシノニム辞書やランキング調整は、何年もの運用で管理画面の中だけに育てられた資産であり、移管でインデックスを張り直すとデータは全件揃ったまま検索結果の質だけが巻き戻る。エラーもアラートも出ない静かな劣化の構造と、買い手が要求すべき現物を整理する。
買い手向け システム・技術 リスク・対策 認証基盤の移管で全員がログインできなくなる 2026年9月9日(水) ユーザーテーブルを移してもログインできない事故が起きる。パスワードハッシュは復元不能で、同じ方式で検証できなければ全員が締め出される。ソーシャルログインのsub、MFAシークレット、セッション鍵まで、認証移管の落とし穴と買い手の確認手順を解説する。
買い手向け 売り手向け システム・技術 リスク・対策 マイグレーション履歴のないDBの怖さ 2026年9月7日(月) マイグレーション履歴はデータベースの設計図に対する版管理にあたる。これが本番と食い違う事業では、手元のコードから本番と同じスキーマを再現できず、買い手が環境を立てても本番と同じテーブルにならない。空のDBに全部当ててdiffを取れば数分で確認できる。
買い手向け システム・技術 リスク・対策 Webhookの宛先は旧オーナーのままだ 2026年9月4日(金) Webhookの宛先は自社のコードになく外部サービスの管理画面にしか存在しないため、移管の棚卸しから構造的に漏れる。失効ドメインは200を返すので配信ログは緑のまま、決済や監視の通知だけが静かに捨てられる。棚卸しの実務と査定への織り込み方を整理する。
買い手向け 売り手向け システム・技術 リスク・対策 戻せないバックアップは無いのと同じ 2026年9月2日(水) DDで「バックアップは取っていますか」と聞いても何も確認できていない。取得は自動化されるが復元は誰も試していないためだ。手順書の不在、ファイルとシークレットの取得漏れ、環境差分、復号キーの同居、個人アカウント保存という五つの型と、検証手順を解説する。
買い手向け システム・技術 リスク・対策 サイト買収前に見るべきコードの兆候 2026年8月31日(月) サイト買収のDDで全コードを精読する時間はない。しかしコミット履歴・ブランチ構成・依存定義・READMEの最終更新日といったメタ情報は数十分で読め、そこに運営の実態が出る。買い手がコードを読まずに何を見ているかを、実際に叩くコマンドの順に整理する。
売り手向け 買い手向け システム・技術 リスク・対策 個人開発アプリの価値を消すストア規約 2026年8月28日(金) 個人開発アプリの売却では、ストア規約と審査基準が事業側の都合と無関係に改定され、昨日まで通っていた実装が明日は違反になる。買い手が見るのは今の審査合否ではなく、規約変更に追随できる作りかどうかだ。価値が消える4か所と追随可能性の測り方を整理する。