買い手向け 売り手向け システム・技術 リスク・対策 マイグレーション履歴のないDBの怖さ 2026年9月7日(月) マイグレーション履歴はデータベースの設計図に対する版管理にあたる。これが本番と食い違う事業では、手元のコードから本番と同じスキーマを再現できず、買い手が環境を立てても本番と同じテーブルにならない。空のDBに全部当ててdiffを取れば数分で確認できる。
買い手向け システム・技術 リスク・対策 Webhookの宛先は旧オーナーのままだ 2026年9月4日(金) Webhookの宛先は自社のコードになく外部サービスの管理画面にしか存在しないため、移管の棚卸しから構造的に漏れる。失効ドメインは200を返すので配信ログは緑のまま、決済や監視の通知だけが静かに捨てられる。棚卸しの実務と査定への織り込み方を整理する。
買い手向け 売り手向け システム・技術 リスク・対策 戻せないバックアップは無いのと同じ 2026年9月2日(水) DDで「バックアップは取っていますか」と聞いても何も確認できていない。取得は自動化されるが復元は誰も試していないためだ。手順書の不在、ファイルとシークレットの取得漏れ、環境差分、復号キーの同居、個人アカウント保存という五つの型と、検証手順を解説する。
買い手向け システム・技術 リスク・対策 サイト買収前に見るべきコードの兆候 2026年8月31日(月) サイト買収のDDで全コードを精読する時間はない。しかしコミット履歴・ブランチ構成・依存定義・READMEの最終更新日といったメタ情報は数十分で読め、そこに運営の実態が出る。買い手がコードを読まずに何を見ているかを、実際に叩くコマンドの順に整理する。
売り手向け 買い手向け システム・技術 リスク・対策 個人開発アプリの価値を消すストア規約 2026年8月28日(金) 個人開発アプリの売却では、ストア規約と審査基準が事業側の都合と無関係に改定され、昨日まで通っていた実装が明日は違反になる。買い手が見るのは今の審査合否ではなく、規約変更に追随できる作りかどうかだ。価値が消える4か所と追随可能性の測り方を整理する。
買い手向け 売り手向け システム・技術 リスク・対策 サイト売買の失敗は引き渡し後に始まる 2026年8月21日(金) サイト売買の失敗は交渉でも契約でもなく、引き渡しの数週間〜数ヶ月後に顕在化する。引き渡し日には全部動いて見えるからだ。月次バッチ、証明書の期限、ドメイン更新、定期課金のサイクルという当日には観測できない周期を、買い手と売り手がどう検査すべきかを整理する。
売り手向け 買い手向け システム・技術 リスク・対策 Webサービス売却で効く第三者API依存 2026年8月14日(金) Webサービス売却では、第三者APIへの依存そのものではなく「切り替えられるか」が査定を分ける。決済・認証・通知など、抽象化レイヤーがあっても移れない領域の見極め方と、売り手が売却前に整えるべき準備、買い手のDD観点を実務の順序で整理する。
売り手向け 買い手向け システム・技術 リスク・対策 SaaS売却で値引きされる技術的負債 2026年8月10日(月) SaaS売却で技術的負債が値引きされるのは、買い手が「今動いているか」ではなく「明日から機能を足せるか」を見ているため。依存ライブラリのEOL、テストの不在、環境構築の属人化が、買い手の負担する将来工数として価格から差し引かれる構造を分解する。
売り手向け 買い手向け システム・技術 リスク・対策 アプリ売却の査定額は署名鍵で決まる 2026年8月3日(月) アプリ売却の査定額は署名鍵の所在で決まる。鍵を失った事業が「時限付き資産」に変わる構造、Play App Signingの有無で分かれるAndroid、証明書が移管されないiOSのApp Transferを、売り手の確認手順と買い手のDD観点から整理する。
買い手向け 売り手向け システム・技術 リスク・対策 中核ノウハウがプロンプトに閉じ込められた事業 2026年7月31日(金) コードは薄いのに競合を上回るAIプロダクト。その競争優位はコードにもDBにも載らず、無数の試行錯誤の末にたどり着いた「プロンプト」という暗黙知に宿る。問題はそれが契約書にもコードにも明示されず、一人の頭の中にしか体系的に存在しないこと。プロンプト資産の不可視性、属人化の構造、移管できないことによる価値毀損、文書化・バージョン管理・帰属というDDの実務を整理する。