独自ドメインではないサイト(初期ドメイン・ブログサービス)も出品できますか
レンタルサーバーの初期ドメインや、ブログサービスのサブドメインで運営しているサイトも出品できます。ただし、ドメインだけを買い手へ移すことはできず、引き渡しの方法はサービスごとの規約と手続きで決まります。このページでは、引き渡しの 3 つの形と、主なサービスの規約・手続きをご案内します。
独自ドメインではないサイトも出品できますか
- 出品できます。出品フォームの「サイトURL」と「ドメイン名」には、今の URL とホスト名(例:
example.hatenablog.com)をそのまま入れてください。 - 「ドメイン補足」と「サーバー補足」に、初期ドメイン・ブログサービスで運営していることと、下の 3 つのどの形で引き渡すかを書いてください。この 2 つの欄は、交渉が承認され NDA に双方が同意した買い手にだけ表示されます。
- 所有権の確認(確認用ファイルの設置か Search Console の連携)は任意です。ブログサービスでファイルを置けない場合も、そのまま出品できます。
なぜドメインだけを移せないのですか
初期ドメインやサブドメインは、サーバーやブログサービスの会社が持つドメインの一部で、その会社との契約やアカウントと一体になっています。独自ドメインのように、ドメインの登録事業者で買い手の名義へ移すことはできません。たとえばエックスサーバーは「別のXServerアカウントIDへサーバーIDのみ契約を移動することはできません」(サーバー ID は初期ドメインとしても使われます)、ConoHa WING は「初期ドメインは移管等はできませんため、サーバーをご契約いただいている期間のみご利用が可能」としています。
どの形で引き渡しますか
次の 3 つのどれかで引き渡します。どの形にするかは、サービスの規約と手続きを確かめたうえで、交渉の中で決めて契約に書いてください。
- 公式の手続きで、契約やサイトの名義を買い手へ移す。URL は変わりません。エックスサーバーの利用権限譲渡、さくらのレンタルサーバの契約サービスの譲渡、WordPress.com のサイトの所有権の移管、Blogger の管理者の付け替えなどです。
- 運営会社の許諾を得てから移す。規約が「事前の承諾なしの譲渡」を禁じているサービスは、先に運営会社へ問い合わせてください。許諾するかどうかは運営会社が決めます。
- 記事などのデータを書き出し、買い手の新しいドメインで運営する。URL が変わります。旧 URL から新しい URL へ転送を置けるかはサービスによって違い、置けないサービスでは、旧 URL を訪れた人や検索エンジンを新しい URL へ自動で送れません。Google は、URL を変えてサイトを移すときは古い URL から新しい URL へ永続的なリダイレクトを置き、できるだけ長く(一般的には 1 年以上)残すよう案内しています(URL の変更を伴うサイト移転)。移した後に元のサイトの記事を残すと、同じ記事が 2 か所に載ります。元の記事の扱い(削除・非公開・残す期間)も契約で決めてください。
ID とパスワードを渡して引き渡せますか
RIKKA M&A では、ID とパスワードを渡す形での引き渡しは取り扱っていません。多くのブログサービスは、規約で ID の譲渡・貸与・売買を禁じています(下の一覧)。ログイン情報を渡す形では、売主が後から取り戻せる状態も残ります。当社の取扱いの基準は、SNS・LINE で集客している事業と同じく、正規の手続きで引き継げるかです。外部のサービス上のアカウントや契約の承継は、そのサービスの利用規約と承認手続に従います。承継が拒否・遅延したときや、アカウントの凍結・削除などの不利益が生じたときも、当社は責任を負いません(利用規約 第15条第8項)。
レンタルサーバーの初期ドメインは、どう引き渡しますか
- エックスサーバー(
*.xsrv.jp):「利用権限譲渡」で、XServer アカウントに紐づくすべての契約を買い手の名義へ移します。サーバー単位では譲渡できないため、同じアカウントにある他のサイト・ドメインも一緒に移ります。申込書と現在の契約者の印鑑証明書(発行から 3 か月以内)が要り、書類が届いてから 2〜4 営業日ほどで完了します(第三者にご契約を譲渡する場合)。データだけを移すときは、サーバーパネルの「サイト転送設定」や.htaccessで転送を置けます(転送は契約を続ける間だけ働きます)。 - wpX(
*.wpx.jp):契約名義は、マニュアル「第三者にご契約を譲渡する場合」に沿った書面の手続きで変えられるとしています。サーバー ID だけを別のアカウントへ移すことはできません。 - さくらのレンタルサーバ(
*.sakura.ne.jp):「契約サービスの譲渡」で、サーバーの設定はそのままで買い手へ移します。譲渡元・譲渡先の双方が会員メニューから依頼し、5 営業日ほどで完了します(サービスの譲渡をしたい)。データだけを移すときは、.htaccessで初期ドメインから新しい URL へ転送を置く方法が公式に案内されています。 - ロリポップ!:個人どうしの契約の譲渡はできず、「新規にご契約をいただき、既存のデータを移行されることをご検討ください」としています(契約名義の変更はできますか)。法人が関わる譲渡は、所定の申請をして承諾されたときに限ります(利用規約 第19条の2)。転送は
.htaccessで置けます。 - mixhost(
*.mixh.jp):利用規約が、書面による事前の承諾なしの契約上の地位の譲渡を禁じています(第11条)。譲渡の手続きは公開されていないため、先に問い合わせてください。 - ConoHa WING:会員規約が、会員資格と権利義務の譲渡を禁じています(第11条)。初期ドメインは移管できず、契約の期間だけ使えます。データを移す形で引き渡し、追加したドメインには「サイト転送」を設定できます。
ブログサービスのブログは、どう引き渡しますか
- はてなブログ:ユーザー名とパスワードの譲渡・名義変更・売買を、事前に許可した場合を除いて禁じています(はてな利用規約 第3条第7項)。ガイドラインは「アカウントの売買・譲渡、URLや閲覧権限の売買・譲渡」を禁止事項とし、「ブログの運営状況や譲渡の目的によっては、特別に譲渡を許諾する場合があります」としています。記事とコメントは Movable Type 形式で書き出せます(画像は含みません)。はてなで管理できない外部サイトへの強制リダイレクトは原則として許諾されないため、旧 URL から新しいドメインへは転送できません。
- ライブドアブログ:利用者の地位の譲渡・貸与を、事前の承諾なしには禁じています(利用規約 1.8.3)。記事・コメントは Movable Type 形式で書き出せます(画像は含みません)。外部サイトへのリダイレクトは設定できません。
- Seesaa ブログ:アカウントにかかる地位の譲渡・貸与を禁じ、ブログ利用規約の禁止事項に「掲載コンテンツの権利の譲渡および貸し出し」を挙げています。記事は Movable Type 形式で書き出せます(画像は含みません)。記事を移す形で売るときも、先に運営会社(株式会社したらば)へ問い合わせてください。
- アメーバブログ:認証情報の譲渡と、利用権の譲渡・交換取引を禁じています(Ameba 利用規約 第5条・第13条)。記事を書き出す機能はヘルプに案内がなく、ID とブログの URL は変えられません。
- note:無料のアカウントは、ID とパスワードの譲渡・名義変更・売買を禁じています(note ご利用規約「利用者ID等」)。法人向けの note pro には、覚書による法人間のアカウントの移譲の手続きがあります。記事は WXR 形式と画像の Zip で書き出せますが、note 側から外部へのリダイレクトは設定できません。
- FC2ブログ:FC2ID とサービスを受ける権利の譲渡・販売・貸与を、事前の許可なしには禁じています(FC2 利用規約「権利の譲渡・販売」)。記事は Movable Type と互換のある形式で書き出せます(画像は含みません)。転送できるのは、そのブログに設定した独自ドメインへだけです。
- Blogger:買い手の Google アカウントに管理者の権限を付け、売主の権限を外す形で、ブログのオーナーを移せます(ブログに対する権限を制御する)。Google アカウントそのものを渡す必要はありません。
- WordPress.com:サイトの所有権を別の WordPress.com アカウントへ移す公式の手順があり、プランと登録したドメインも新しい所有者に移ります(サイトを新しい所有者に移管する)。データを移す形のときは、有料の「サイトリダイレクト」で
*.wordpress.comから外部のサイトへ転送できます(転送先は http の URL に限るなどの条件があります)。
出品の前にしておくことはありますか
- どの形で引き渡すかを決め、2. の形にするときは、出品の前に運営会社へ問い合わせてください。許諾が得られないまま成約すると、引き渡しができません。
- 3. の形にするときは、書き出せないもの(画像・テーマ・設定・コメントなど)を確かめ、案件詳細か「サーバー補足」に、移せるものと移せないものを書いてください。
- 引き渡しで確かめておく名義やアカウントは、譲渡準備チェック(無料・登録不要)でまとめて確認できます。
関連
各社の規約と手続きは、各社の公式の利用規約・マニュアル・ヘルプ(エックスサーバー・wpX・さくらインターネット・ロリポップ!・mixhost・ConoHa・はてな・ライブドア・Seesaa・Ameba・note・FC2・Blogger・WordPress.com)に基づいています(2026年10月30日に確認)。各社の規約は変わることがあるため、取引の前に最新の内容をご確認ください。