純利益とは

じゅんりえき Net Profit 事業指標・KPI

売上からすべての費用(売上原価・販管費・支払利息・税金等)を差し引いた後に最終的に手元へ残る利益。事業の最終的な採算を示すが、デジタル事業M&Aでは月次利益やSDEと併せて読む必要がある。

純利益は、売上高からすべての費用——売上原価、販売費及び一般管理費、支払利息などの営業外費用、そして税金まで——を差し引いて最後に残る利益を指す。事業が一会計期間でどれだけ純粋に儲けたかを示す最終的な指標で、損益計算書の末尾に位置することから「ボトムライン」とも呼ばれる。

デジタル事業M&Aやサイト売買では、純利益をそのまま事業価値の基準にすると実態とずれることがある。小規模事業ではオーナー個人の報酬や私的経費、一時的な費用が混在しやすく、買主にとっての本来の収益力を測るにはSDE(オーナー利益)への調整が必要になる場合が多い。また、減価償却など現金支出を伴わない費用が純利益を押し下げている場合は、キャッシュベースの月次利益と乖離する点も落とし穴になる。

観点として、純利益・営業利益・粗利・SDEは見ている範囲が異なるため、どの利益概念で語っているかをそろえて確認することが大切だ。RIKKA M&AのAI査定が用いる月間利益の倍率は、こうした調整後の継続的な利益を前提とする。なお、税金の計算や利益区分の取扱いは個別の事情や最新の制度により異なるため、具体的な点は税理士等の専門家にご確認ください。