MoM成長率とは

えむおーえむせいちょうりつ Month-over-Month Growth 事業指標・KPI

前月比での成長率。当月の値が前月からどれだけ伸びたかを百分率で示し、初期段階の事業や月次で動く指標の勢いを捉えるのに用いられる。

MoM成長率(Month-over-Month)は、ある指標が前月と比べてどれだけ増減したかを示す。売上・MRR・ユーザー数などで使われ、(当月値−前月値)÷前月値で算出する。月単位で素早く変化を捉えられるため、立ち上げ間もない事業や施策の効果測定に向く。複数月の平均成長率を見れば、勢いが続いているか失速しているかが読める。

デジタル事業M&Aやサイト売買では、MoM成長率が事業の「今の勢い」を映す一方、短期ゆえのノイズに注意が要る。季節性のある事業では特定月だけ伸びたり落ちたりするため、MoMの一点だけを根拠に成長性を判断すると誤る。前年同月比(YoY)と併読して季節要因を除いたり、複数月の傾向で見たりすることで、一時的な跳ねと持続的な成長を切り分けられる。

落とし穴として、母数が小さい初期は少しの増減でも成長率が極端に振れる点、また高い成長率は持続が難しく逓減していくのが自然な点が挙げられる。買主は、好調な月だけを切り取った数字でないか、成長が広告投下など持続性に乏しい要因に依存していないかを確認するとよい。RIKKA M&AのAI査定でも、こうした成長の質は収益の継続性として価格目安の調整に関わる。