両手仲介とは

りょうてちゅうかい Dual Agency M&A・取引基礎

一つの仲介者が売主と買主の双方から依頼を受け、両方から報酬を得る取引形態。効率的に成約へ導ける反面、構造的に利益相反が生じやすいとされる。

両手仲介は、同じ仲介者が売主と買主の双方を担当し、両方から報酬を受け取る形態です。一者が全体を把握するため情報伝達が速く、交渉を効率よくまとめやすいという利点があります。M&A仲介の多くがこの構造を採り、成約時に双方から手数料を得るのが一般的です。

注意すべきは、仲介者がどちらの利益を優先するのかが曖昧になりやすい点です。売主は高く売りたい、買主は安く買いたいという相反する利害を一者が同時に代弁するため、構造的に利益相反を内包します。価格や条件が当事者の一方に有利に誘導される懸念、不利な情報が十分に開示されない懸念がつきまといます。デジタル事業の売買では、収益エビデンスや移管リスクといった判断に直結する情報の透明性が特に重要になります。

RIKKA M&Aは仲介者が双方を代弁する構造ではなく、当事者が直接やり取りするプラットフォーム型です。BHS(事業健全性スコア)の理由開示や技術デューデリジェンスにより、第三者が握る情報に依存せず買主自身が健全性を確認できる設計とし、情報の非対称を減らすことを重視しています。