利益相反とは

りえきそうはん Conflict of Interest M&A・取引基礎

一方の利益を図ると他方の利益を損なう関係に、同一の当事者が置かれている状態。M&Aでは仲介者が双方を担当する両手仲介などで典型的に生じる。

利益相反とは、ある立場の者が一方の利益を追求すると他方の利益を害してしまう関係に置かれている状態を指します。M&Aの文脈では、売主と買主の双方を一者が担当する両手仲介で典型的に問題となります。高く売りたい売主と安く買いたい買主の利害を同時に代弁することは原理的に難しく、どちらかが不利な扱いを受ける余地が残ります。

これが重要なのは、利益相反のある関係では判断や助言が中立とは限らないからです。たとえば、仲介者が成約を急ぐあまり買主に不都合な情報の開示が後回しになる、価格が一方に偏って誘導される、といった事態が起こり得ます。デジタル事業の売買では、収益の継続性や移管可能性、潜在的な瑕疵といった「成約後に効いてくる情報」がどれだけ公正に共有されるかが取引の成否を分けます。

RIKKA M&Aは、第三者の評価に依存せず当事者自身が判断できる材料を重視しています。BHS(事業健全性スコア)を5軸(規約遵守/収益持続性/譲渡可能性/法的リスク/エビデンス整合性)で算出して理由まで買主に開示し、技術デューデリジェンスで客観的な裏付けを提供することで、情報の偏りを構造的に抑えることを狙いとしています。