数字の裏取りとは

すうじのうらどり Verification of Figures 技術デューデリジェンス

売り手が申告したアクセス数・売上・利益などの数値を、アクセス解析やサーチコンソール等の実データと突き合わせて検証する作業です。サイト売買の価格は数字を土台に決まるため、裏取りを省くと取得後に想定どおりの収益が得られない事故に直結します。数字が本物かだけでなく、続くかまで確かめるのが実務です。

サイト売買の価格は、月間利益やアクセス数といった「数字」を土台に決まります。ところがこれらは売り手の自己申告であることが多く、悪意の有無にかかわらず実態とずれているケースがあります。一時的なバズや広告出稿で底上げされた数値、計測設定の誤り、意図的な水増しなどです。裏取りを省いて申告値を鵜呑みにすると、取得後に「想定の半分しか収益がなかった」という事故に直結します。数値の信頼性こそが、適正価格と健全な取引の出発点です。

裏取りでは、申告された数値の出どころを一次データで確認します。アクセスはGoogleアナリティクス等の解析データやサーチコンソールの検索データと照合し、収益は管理画面や入金記録と突き合わせます。さらに、流入が単一の検索キーワードや一過性の話題に偏っていないか、収益源が特定のアフィリエイトや広告に集中していないかといった持続性・分散度の観点も重要です。数字が「本物か」だけでなく「続くか」までを見るのが実務です。

RIKKA M&Aでは、売主がGA4・Search Consoleを連携した案件の案件詳細に、連携先から自動で取得した実績(PV・ユーザー数・検索流入など)を表示し、買い手は申告値と見比べられます。BHSのエビデンス整合性軸は、こうした連携や所有権確認・開示資料・技術DDといった裏付けがそろっているかを評価するもので、連携した数値そのものを申告と自動で突き合わせるものではありません。