持ち逃げ・未払いとは

もちにげ・みばらい Non-delivery and Non-payment リスク・トラブル

当事者間で代金を支払ったのに資産が引き渡されない(持ち逃げ)、または資産を引き渡したのに代金が支払われない(未払い)という、デジタル事業M&Aで最も典型的な取引事故を指す。

サイト売買やデジタル事業M&Aは、売主と買主が一度も対面せずオンラインで完結することが多く、しかもドメイン・アカウント・ソースコードといった譲渡資産がデジタルで瞬時に移転可能なため、決済と引渡しのどちらか一方が先行すると相手が履行を放棄する「持ち逃げ・未払い」のリスクが構造的に生じます。少額取引が中心であることから泣き寝入りされやすく、被害が表面化しにくい領域でもあります。

この事故を防ぐ要は、代金と資産の引渡しを同時履行に近づける仕組みです。当事者間で銀行振込と引渡しを口約束で行うと、先に動いた側が一方的にリスクを負います。譲渡対象がアカウント権限の移管である場合、いったん移してしまうと取り戻しが極めて困難で、未払いが起きても回収手段が乏しい点に注意が必要です。

RIKKA M&Aではエスクロー決済により運営が代金を一時預託し、着金確認のうえ検収完了後に売主へリリースするため、持ち逃げと未払いの双方を抑止します。さらに「基本合意→契約締結→振込先開示」の契約締結ゲートで履行の順序を固定し、譲渡資産は納品スペースでアクセスログ付きに受け渡します。具体的な債権回収や法的措置の可否は個別の事情により異なるため、専門家への確認をおすすめします。