SaaSとは
SaaS(Software as a Service)とは、ソフトウェアをインターネット経由でサブスクリプション提供する形態です。継続課金による安定収益が特徴で、M&Aでは解約率や顧客維持の指標が価値を大きく左右します。
SaaSは、買い切りのパッケージソフトと異なり、月額・年額の継続課金で収益を得るモデルです。一度獲得した顧客が使い続ける限り収益が積み上がるため、安定したストック型のキャッシュフローを生みます。この継続性の高さから、SaaS事業はM&A市場で評価されやすい一方、収益の前提が「顧客が解約しないこと」にある点が、サイト型のメディア事業とは異なる評価軸を要求します。
SaaSのM&Aでは、月次・年次の継続収益(MRR・ARR)に加えて、解約率(チャーン)、顧客獲得コスト、顧客生涯価値といった指標が価値を決めます。技術観点では、マルチテナント構成や課金基盤、顧客データの取り扱いが複雑なため、引き継ぎのハードルが高くなりがちです。特定の開発者しか保守できない構造や、外部API・決済サービスへの依存は、取得後の継続運用リスクに直結します。
RIKKA M&AはSaaSを取扱対象とし、技術デューデリジェンスでソースコードの保守性・インフラ構成・移管可能性・外部API依存を精査します。継続課金型の事業ほど「引き継いだ後も止まらず運用できるか」が価値の前提となるため、技術面の健全性評価が成否を分けます。